G4の電源を交換する!

●第二次大改修

 稼働からあと半年で9年になり、いい感じにG4がくたびれてきたのでHDDのSATA化・LBA48bit対応化と同時に電源も交換してしまいました。まぁ、正確に言うと内蔵HDDをすべて、RMA5年が付いている同じ型番のSeagateにしたので、起動電力が足りなくなる不安があったためですが・・・。

●全開の雪辱

 いやー、2年半前の電源交換大失敗でしたね。まさかATX電源に色々なサイズがあるとは、当時は思いもしませんでした。Power Mac G4 AGP Graphics(Sawtooth)に対応するのは160x150x86mmの電源です。これ以外は嵌らないわけですね。

 と言うわけで今回は「160x150x86mm」「ストレート排気」「電源容量」をきちんと確認して、対応するATXの電源を買ってきました。それがこの500Wの電源です。

【図01】今回買ってきた電源
Owltech S8/Seasonic SS-500ES

 Owltech販売のS8シリーズ、中身はSeasonic Electronics社のSS-500ESです。14,780円でした。我が家で最も高価な電源です。しかしG4の元電源の出力を不足無く賄えて、かつストレート排気(G4と同じタイプの吸気口・ファン配置)で、サイズが同じものはこれしかありませんでした。AQTISみたいにサイズが小さい物や、動物電源なら数があるんですけどね。私は電源に拘りのあるタイプではありませんが、※動物電源はさすがにちょっと・・・。

※動物電源とは?:「MIRAGE」や「HORNET」と動物の名前が記され、型番がDRで始まる電源。安物ATX電源の代名詞。とても軽いので持っただけでわかる。高品質とは縁のない電源。基本的に付属電源だが、たまーに単体で見かける。筋●電源という亜種がいるらしい。安いからといって飛びつかないように。

 以下表01が出力です。

【表01】電源の出力
Sawtoohの元電源
+3.3V
+5V
+12V
-12V
+5VSB
24A
20A
8A
0.25A
2.25A
合計 234W
Seasonic SS-500ES
+3.3V
+5V
+12V1
+12V2
-12V
+5VSB
24A
24A
17A
17A
0.8A
2.5A
合計 500W

 文句無しにすべて上回っていますね。素晴らしいですね。+3.3Vだけは同じですが、まぁ大丈夫でしょう。
 12Vは2系統あります、が、1系統はPCI ExpressやATX12Vの系統ですから、実質使えるのは17Aまでですね。DC-DCコンバータを自作すればGbEやDAにもそのまま載りそうですね。

 図02は排気口側の外観です。

【図02】排気ファン概観
WIDTH=32
排気口側の概観です。

スイッチ付きです。

●ピンアサインの違い

 よく知られたことでし、こちらでも解説していますが、G4の電源とATXの電源は8番と18番ピンのピンアサインが違います。よってこれを処理する必要があります。

 処理する方法は色々ありますが、手っ取り早くATX20pinの延長ケーブルを買ってきてコイツを加工することにします。本体を加工してもいいのですが、そうすると他のATX機で使えなくなるので。

 で、下の図03・図04が加工後です。

【図03・04】延長ケーブル加工
WIDTH=32 WIDTH=32
メス側(電源側)
オス側(ロジックボード側)

 私と同じように、延長ケーブルを加工する加工方法を取るのは一向に構いません。しかし私と同じように加工される方は、必ずオス側メス側両方の8・18番端子をきちんと絶縁して下さい。ロジックボード側もきちんと絶縁しないとショートする恐れがあります。

 絶縁は2種類の熱収縮チューブで行いました。熱収縮チューブは大きい100均や千石電商あたりに100円で売っています。ロジック側の電線を元電源と同じように湾曲させると少しスマートになるかも知れません。

●取付

 取り付けの注意点は取り外しの時と同じ「セキュリティロックポート」です。詳しくはこちらをどうぞ。

 取り付けで面倒くさいのは、G4のネジがミリネジなことです。普通ATXの自作機のネジはインチネジなので、ネジの螺旋の間隔が異なります。そのため締め込むには力技で締め込みます。

 以下、図05が、G4の取り付けた状態の電源を交流端子側からみた図で、図06が内部の様子です。

【図05】電源の取り付けた後の外観
【図06】内部の様子
WIDTH=32
排気口側の概観です。
PCIe等の電源は光学ドライブの上へ。

 電源を入れてみたところ、あっさり無事に起動しました。これで同じ型番のHDDを大量に積んでも大丈夫そうです。

 電源を選ぶ基準は色々あると思いますが、Sawtoothに限って言うと、「静音」というのはあんまり意味がありません。
 音が静かなのは重要なのですが、Sawtoothにとって排気ファンはコイツ一つです。したがって静穏と宣ってファンがあまり仕事をしないとオーバーヒートしてしまいます。

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