ゲームハードスペックライブラリ(有名据置)

0、Introduction

 ここではゲーム機の「有名な据置型」のCPU、メモリ、音源、ビデオ、メディア、リリース日について紹介しています。有名かどうかはYuaihoの独断なので自分の好きなゲーム機がここにはいっていなくても起こらないで下さい。

1、参照する際の御注意

容量は分かりやすくするためにすべてバイト容量に換算しています
CPUは基本的にそれを実際に作ったメーカ名を書いています。カスタムの場合はどこがカスタムしたかを書いています。
メモリとは基本的にワーキングRAM、つまりメインメモリを指します。サウンド用やビデオ用は含まれていません。
メディアの数字xはドライブの倍速を示しています。例えば24xならば24倍速です。
ファミコンやセガのゲーム機のように亜種が多いゲーム機や、プレステのように代替わりがあるゲーム機は基本的に初代の物を掲載しています。
作成はできる限り万全をつくしていますが、調べがつかない怪しいものは怪しいまま記述しています。ただしわからないものは記述していません。間違いが無いとは言い切れませんので御注意下さい。(特に音源)
ここにはゲーム機のスペック情報しか無いので、業界の蘊蓄が知りたい方は参考文献等から他をどうぞ
任天堂ソニーセガの順で並んでいます。(リンクはアンカーリンクです。)
一部を除き、ネット上で調べた情報です。

2、データ一覧

任天堂株式会社
ハード名 CPU メモリ 音源 ビデオ メディア リリース
ファミリーコンピュータ RICHO RP2A03@1.79MHz
6502のカスタム
2KB PSG×2
デルタ×1
ノイズ×1
ADPCM×1
VRAM 2KB
256×244
同時発色52色
BGレイヤー×1
ROMカセット
最大容量 1MB
任天堂
1983.07.15
¥14,800
ニューファミコンのスペックも基本的には同じです。ただコントローラにマイクがありません。
カスタムは演算機能が一部カットされ音声機能が付いたようです。
音源は全部で5つですが、本体にカセットからライン入力がありカセットに音源を積めばなんでも鳴らせました。
ちなみにディスクシステムのメディアの最大容量は128KBだったようです。
スーファミのサテラビューが通信事業の失敗と称されますがファミコンから通信事業は目論んでいたみたいです。
スーパーファミコン 65C816@3.58MHz
1.79・2.68・3.58MHz
6502の上位CPUです。
128KB PCM×8
16bit 32KHz
ステレオ
VRAM 32KB
256×224・512×448
32768色中256色
or 56色中4色
BGレイヤー×4
ROMカセット
最大容量 4MB
任天堂
1990.11.21
¥25,000
元はファミコンの上位互換として出される予定だったようでCPUやビデオにその痕跡が見られます。
クロック数がネックだったハードで、後半になるとFXチップ等の本体より高クロックな演算チップがカセットに搭載されました。
スタオ(8MB)やテイルズ(6MB)、天外魔境ZERO(9MB)等の4MB超ROMは圧縮したのを伸展したのがその容量らしいです。
スーパーファミコンであってスーパーファミリーコンピュータの略ではありません。でも略はSFCです。
バーチャルボーイ NEC V810@21.58MHz
FPU追加のカスタムチップ
PC-FXと同じ。
1MB DRAM
512KB P-SRAM
PSG×?
DPCM×?
16Bit ステレオ
スピーカ内蔵
384×224
赤黒4色階調
32段階の明るさ
ROMカセット
最大容量 16MB
内蔵RAM最
16MB大
任天堂
1995.07.21
¥15,000
ROMカセットは最大16MBの容量を持てましたが、最大でも2MBまでしか使って無かったようです。
カセット内蔵RAMは実際は8KB程しか使われて無かったようです。
内蔵RAMの他もう一つカセットには最大16MBの拡張RAMが有りましたが使っているソフトは一つもありません。
乾電池(単三6本)でも動きます。資料が少ないのでデータの正確性は自身が持てません。
NINTENDO64 R4300@93.75MHz
Silicon Graphics
カスタムチップ
4.5MB or 9MB
拡張パック
PCM×64
22.5・32・44.1KHz
16bit ステレオ
GPU 62.5MHz
256×224〜640×480
209,7152色
RCP 62.5MHz
ROMカセット
最大容量 64MB
任天堂
1996.06.23
¥25,000
R4000は64bitのCPUでR3200の後継にもあたり、PSPのCPUとしても使われています。
コントローラーパックの容量は16KBです。本体メモリは俗に言うハイレゾパックを付けると9MBまで増えます。
本体ビット数だけで無く音源数も64(までの可変)なのはあまり知られていない所です。
マリオ64はハマりましたが私としては買って失敗だったと感じるハードです。

GAME CUBE IBM
PPC Gekko@485MHz
PowerPC 750ベース
Splash 24MB
A-メモリ 16MB
上段がメイン
ADPCM×64
48KHz
16bit ステレオ
GPU 162MHz
(Flipper)
VRAM 16MB
8cm DVD-ROM
最大容量1.5GB
任天堂
2001.09.04
¥25,000
128bitだと思っている人がいるみたいですが、PowerPC750は内部アドレス32bitの32bit CPUです。
GPUの記述はサウンド等も含めた統合チップのクロック周波数なのでGPUそのもののクロックではありません。
SplashとA-メモリの区別とVRAMが本当に16MBかどうかはよくわかりませんでした。
GPUはシステムLSIに統合されているので周波数はシステムLSIのものを書いています。
登場前はドルフィンと呼ばれていました。個人的には主旨が何か間違っていると言う印象を受けたハードです。
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
ハード名 CPU メモリ サウンド ビデオ メディア リリース
Play Station
PSOne
R3000@37.5MHz
元33.8→37.5MHz
Silicon Graphics
カスタムチップ
2MB ADPCM×24
44.1KHz 16bit
ステレオ
VRAM 1MB
640×480
1677万色
256x224〜704x488
CD-ROM
(倍速)
SCEI
1994.12.03
2000.07.07
¥39,800
スーファミのCD-ROM搭載計画の頓挫後、ソニーが単独で出したゲーム機です。
CPUはそれ程強力では有りませんがグラフィック周りがCPUよりも強力なチップを積んでいます。
メモリーカードの容量は128KBみたいです。速度が遅い(セーブ・ロードがダルい)のが難でした。
PSOneは液晶を付けられました。発想は良いのですが液晶を使ってプレイするとかなり疲れます。
Play Station 2 Emotion Engine
R5000@294.9MHz
Silicon Graphics
東芝によるカスタム
32MB ADPCM×48
44.1 ・48KHz 16bit
ステレオ
VRAM 4MB
GPU 147.45MHz
(Graphic Synthesizer)
720×480
1677万色
CD-ROM 24x
DVD-ROM(4x)
SCEI
2000.03.04
¥39,800
I/OコントローラにR3000コアのチップ(PS1のと同じ)が有り、PS1のソフトの再生時に使われています。
R4000シリーズの後継にあたる128bitのR5000のカスタムチップCPUを使っています。
コントローラにボタンの押し具合の強弱を判定する回路が入ったのも初代PSとの違いです。
BBUnitのOS、BB Navigaterはどうも見た感じUN*X系のシステムな感じがしますがどうなのでしょう。
PLAYSTATION3 Cell Processor
CXD2964GB@
IBM(PPCベース)
EE+GS
CXD2953AGB@
Toshiba
256MB
リニアPCM 7.1ch
Dolby Digital
DTS他
その他は不明
VRAM 256MB
GPU 550MHz?
(Reality Synthesizer)
1920×1080
1677万色?
BD-ROM 2x
CD/DVD ?x
SCEI
2006年11月11日
\62,790
\49,980
CXD2964GBとCXD2971GB(RSX)MHz単位の動作周波数はわかりませんでした。
コアはメイン1コとサブ8コのマルチコア。IBM製。PPCであること考えるとCubeの遠〜〜〜い親戚といえます。
CXD2953AGBはPS2のEmotion Engine+Graphics Synthesizerです。
販売価格の上段はHD60GB搭載モデル、下段は20GBモデル。
発売されてあまり経っていないため、詳細はよくわかりません。
株式会社セガ
ハード名 CPU メモリ
サウンド
ビデオ メディア リリース
メガドライブ Motorola
MC68000@8MHz
ザイログ
Z80A@4MHz
72KB FM×6
PSG×3
ノイズ×1
PCM×1
VRAM 64KB
320×224
or 256×224
256色中64色同時発色
BGレイヤー×2
ROMカセット
最大容量?
SEGA
1988.10.21
¥21,000
ROMカセットの最大容量は調べがつきませんでした。
68000はレジスタは32bitらしいですが外部バスが16bitだそうです。
セガサターン Hitachi(現ルネサス)
SH-2@28.6MHz×2
詳しくはSH7604
Motorola
MC68000@11.3MHz
(下段はサウンド用)
2MB DSP:CPUを参照
PCM×32
or FM×8
16bit 44.1KHz
ステレオ
VRAM 1.5MB
320×224
or 640×448
1677万色同時発色
最大レイヤー数×5
ROMカセット
最大容量?
CD-ROM 2x
650MB<
SEGA
1994.11.22
¥44,800
CPUは32bitのSH-2(SuperH、SH7604)のデュアルCPU構成です。当時64bitと言われてました。
しかし扱いが難しかったらしく、出た当時は2つ目はあまり使われなかったそうです。
この他にCD-ROM制御用にSH-1(SH7034)の20MHzが搭載されています。
CD-ROMは外周に特殊領域があるらしく、普通のCD-ROMより容量が少ないみたいです。
ドリームキャスト Hitachi(現ルネサス)
SH-4@206MHz
16MB DSP
ARM7@45MHz
ADPCM×64
16bit 44.1KHz
ステレオ
GPU 100MHz
(NEC Power VR2)
VRAM 8MB?
1677万色同時発色
GD-ROM(12x)
約1GB
SEGA
1998.11.27
¥29,800
OSとしてWindows CEのカスタムバーションが搭載されていました。
他に33,600bpsのモデムを搭載しており、ネットに接続する事が出来ました。
128bitと騒がれましたが128bitなのはGPUのPowerVR 2だけで、CPUは32bitです。
CPUは128bitGPU内蔵とありますが実際は物理的に別れている等との記述も見られよくわかりません。
Microsoft Corporation.
XBOX Intel
Pentium III@733MHz
64MB
VRAMと共用
ADPCM?×256
X-Chip 233MHz
(nVIDIA GF3改良版)
VRAM 64MB
CD/DVD-ROM
XBOX 360

3、参考文献

Wikipedia各項目
おきらくGame Web
http://www.dullien-inc.com/collins/texts/vgaudio.pdf

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