ゲームハードスペックライブラリ(有名携帯型)

0、Introduction

 ここではゲーム機の「有名な携帯型」のCPU、メモリ、音源、表示、メディア・電源、リリース日について紹介しています。有名かどうかは私の独断と偏見満載なので、自分の好きなゲーム機がここに掲載されていなくても怒らないで下さい。

1、参照する際の御注意

容量は分かりやすくするために容量はすべてバイト容量に換算しています。ただし1KB=1000か1024かは適当です。
CPUは基本的にそれを実際に作ったメーカ名を書いています。
メモリとは基本的にワーキングRAM、つまりメインメモリを指します。コメントに特記が無い限りはサウンド用やビデオ用は含まれていません。
『乾燥』とは電池や付属物を何もつけていない状態の物を指します。
リリース日はすべて日本国内の物を表しています。
作成はできる限り万全をつくしていますが、調べがつかない怪しいものは怪しいまま記述しています。ただしわからないものは記述していません。間違いが無いとは言い切れませんので御注意下さい。
文字列のあとに?がある場合の「?」は文字化けではなく、言外に「〜と思われる」「今の所は」「たぶん」と言う意味が含まれています。
ハード名が2段に別れているハードは、別れている項目において違う部分のみを記載しています。
価格は税抜税込みが混在していますが都合(キリ)のいい方を掲載しています。
ここには基本的にゲーム機のスペック情報しか無いので、業界の蘊蓄が知りたい方は参考文献等から他をどうぞ

ゲームボーイファミリ NINTENDO DS PSP ワンダースワンファミリー ゲームギア ネオジオポケット
の順で並んでいます。

2、データ一覧

ゲームボーイファミリ
ハード名 CPU メモリ 音源 表示 メディア/電源/質量 リリース
ゲームボーイ ザイログ Z80A@4.194MHz
カスタムチップ
8KB? 矩形波×2
波形メモリ×1
ノイズ×1
ステレオ
VRAM 8KB?
反射型DSTN液晶
160×144
モノクロ4階調
ROMカセット
最大容量 1MB
33h@単3×4
220g(乾燥)
任天堂
1989.04.21
¥8,000
メモリはレジスタがFFFFhまでらしいので8KBが正しい数字だと思いますが不明です。
音源は正しくはPSG×3ではないらしいです。
俗に弁当箱と呼ばれ、電池の持ちは携帯ゲーム機の中でも最強でした。
カラーまで基本的な所のスペックは、この機械がベースになりました。
本体のRAMは8KBですがカートリッジの中にもRAMが存在していました。
CPUは本当はZ80に似たZ80似のカスタムチップで、Z80自身では無いそうです。
ゲームボーイポケット

ゲームボーイライト
反射型FSTN?
TFTでは無い。
8h@単4×2
150g(電池含)

12・20h@単三×2

190g(電池含)
任天堂
1996.7.21
¥3,800
1998.04.15
¥6800
初代ゲームボーイと違う部分のみ記述しています。
ゲームボーイライトの電池寿命は照明オンの時が12時間で、照明オフの時が20時間です。
液晶はゲームボーイより見やすいらしいでのでFSTNかと思われますが実際にはよくわかりません。
大きさと液晶を除けば、基本的にはゲームボーイと同じスペックです。
ゲームボーイアドバンスSPと違ってバックライト方式で、光源はELバックライトです。
ゲームボーイカラー ザイログ Z80A@4.194/8.388MHz
カスタムチップ
クロックの切り替えが可能
16KB VRAM 16KB
反射型TFT液晶
160×144
32768色中56色
ROMカセット
最大容量 8MB
内蔵RAM最大
128KB
20h@単三×2
10h@バッテリ
138g(乾燥)
任天堂
1998.10.21
¥6,800
カラーに対応するため、クロック、メモリ、VRAM、液晶、ROM容量が強化されています。
カートリッジ内部のメモリが増設され、それらがバンク切り替えで使えるようになりました。
よくわかりませんが拡張DMAコントローラと言うのが内蔵されたそうです。
ゲームボーイアドバンス

ゲームボーイアドバンスSP
ARM ARM7TDMI@16.78MHz
Z80A@4.19/8.38MHz
Z80Aはカスタムチップ
同時利用不可(らしい)
 CPU内蔵 32KB
CPU外部 256KB
32KBの方がメイン
矩形並×2
波形メモリ×1
ノイズ×1
DPCM×2
44.1KHz 16bit
ステレオ
VRAM 96KB
反射型TFT液晶
240×160
32768色

LEDフロントライト
ROMカセット
最大容量 32MB
15h@単三×2
140g(乾燥)
10・18h@内蔵Li-Ion
143g(電池含)
任天堂
2001.03.21
¥9,800

2003.02.14
¥12,500
旧世代のゲームボーイと下位互換で、IrDAの機能以外はほぼ互換みたいです。
無印とSPの違いは形状とバッテリーと照明だけです。基本的な性能は同じです。
照明はLEDフロントライトでありバックライトではありません。
VRAMは32KBのメインメモリと一緒にCPUに内蔵されています。
Z80はゲームボーイ用で、ゲームボーイを起動すると外部端子電圧が上がるようです。
ゲームボーイ全体でも言えますが、音源自体はステレオですがスピーカは一つで両方の音が混ざって聴こえます。
スーパーファミコン相当等と言われますが「全部足して平均してそれぐらいが適当な表現」ぐらいだと思います。。
ゲームボーイミクロ ARM ARM7TDMI@16.78MHz
透過型TFT液晶
バックライト付き
ROMカセット
最大容量 32MB
6〜10h@内蔵Li-Ion
80g(電池含)
任天堂
2005.09.13
¥12,000
ゲームボーイアドバンスの小型版です。
ゲームボーイアドバンスのソフトしか動かない事以外はアドバンスとほぼ同じです。
記述されているスペックはアドバンスと異なる部分のみ記述しています。
バックライトはLEDです。GBAが出て4年にしてやっとバックライトをつけたか、と発売された時思いました。
NINTENDO DS ARM
ARM946ES@67MHz
ARM7TDMI@33MHz
異種デュアルコア
カスタムチップ
4MB ADPCM×64
48KHz
16bit ステレオ
VRAM 656KB
半透過型TFT液晶×2
256×192
262144色
バックライト搭載
GBA ROMカセット
最大容量 32MB
DSカード
最大容量 128MB?
6〜10h@内蔵Li-Ion
275g(電池含む)
任天堂
2004.12.02
¥15,000
CPUは2個積んでいる事になっていますが基盤上のチップ自体は1つと、異種CPUのデュアルコアになっています。
GBAと違い、2つ同時に使用する事が可能です。ただしNDSのソフトの時のみです。
液晶は2枚あり、1枚につき一つのCPUが処理を専任します。要するに上下違うCPUが処理をしていると言う事です。
また画面の上と下で処理を選任するCPUを入れ替える事が出来ます。(いずれもDS用のソフト使用時のみ)
無線プロトコルはIEEE802.11と任天堂独自のものを使っているようです。
Z80、及びカートリッジに5Vを供給する配線が無いため、「物理的に」旧ゲームボーイ用ソフトは使えません。
ハード名 CPU メモリ サウンド ビデオ メディア リリース
PSP Silicon Graphics
R4000@〜333MHz
222MHzで動作
カスタムチップ
Main 32MB
eDRAM 4MB
不明
ステレオ
VRAM 2MB
透過型TFT液晶
480 x 272
1677万色
バックライト搭載
Sony UMD
最大容量1.8GB
Memory Stick DUO
最大容量 2GB
4〜5h@内蔵Li-Ion
260g(電池含)
SCEI
2004.12.12
¥19,800
PSPのCPUは333MHzまで稼動出来るらしいのですが、電力問題で実際には222MHzに制限されているようです。
eDRAMはEmbedded RAMたぶんVRAMの一部使われているものと思われますが詳しくはわかりません。
電池の持ちはゲームプレイ時の時のカタログスペックを示しています。
音源はATRAK3plusやMP3再生用のCODECが載っているのは有名ですが、音源数等の詳しい事はわかりません。
CPUがN64と同じでビット数は64bitです。周波数もPS2より低いですしPS2より高性能は考えにくいです。
ワンダースワンファミリ
ワンダースワン 日本電気(NEC)
V30MZ@3.072MHz
80186の上位互換16bit
WRAM 16KB
EEPROM 2KB?
デジタル音源×4
波形任意
ステレオ
VRAM 16KB?
反射型FSTN液晶
224×144
モノクロ16中8階調
レイヤー数:2
ROMカートリッジ
最大容量16MB
20h@単三
93g(乾燥)
110g(電池有)
バンダイ
1999.03.04
¥4,800
メインメモリとVRAMはよくわかりませんがどうも共有しているみたいです。
アルカリ単三電池は25g前後なので電池を積むともっと重たいでしょう。
ゲームボーイやバーチャルボーイと同様にカートリッジ内部にRAMを搭載する事が出来ます。最大容量は16MB。
縦でも横でも使えると言う触れ込みですが持ち変えるだけ面倒だった記憶があります。
音源は4chを任意波形に使える他、2〜4chはそれぞれスイープ機能、ホワイトノイズを出す事が出来ます。
ハイティーンから20代が販売ターゲットだったらしいです。とてもそうは見えませんでしたが。
ハード名 CPU メモリ
サウンド
ビデオ メディア リリース
ワンダースワン

スワンクリスタル
WRAM 64KB
EEPROM 2KB
VRAM 64KB
4096色中241色

VRAM 64KB
反射型TFT液晶
4096色中241色
ROMカートリッジ
最大容量64MB
20h@単三
95g(乾燥)
15h@単三
98g(乾燥
BANDAI
2000.12.09
¥6,800
2002.07.12
¥7,800
ワンダースワンと同様に、カートリッジ内部に64MB までRAMを搭載する事が出来ます。
メモリはともかくRAMもROMのこんなショボいスペックの機械にそんな積んで何をしたかったのか疑問です。
ゲームギア ザイログ
Z80A@3.58MHz
8KB PSG×3
ノイズ×1
16bit 44.1KHz
ステレオ
セガカスタムLSI
VRAM 16KB
480×149
4096中32色
or 4096色
透過型STN液晶
バックライト付き
ROMカセット
最大容量?
3〜4h@単三×6
質量不明
SEGA
1990.10.06
¥19,800
別売チューナでテレビも見る事が出来る残像戦士のSTNカラー液晶を搭載したゲームギアです。
日本で初めて出たカラー液晶搭載の携帯用ゲーム機ですが当時はバックライト必須だったため燃費は最悪です。
質量とROMの最大容量は所有していないのとデータが無いので分かりません。
単三6本だけで大体80gはあるのでSTN液晶である事等を考えると相当重たいと思われます。
ネオジオポケット

ネオジオポケットカラー

Newネオジオポケットカラー
(メイン)Toshiba
TLCS-900H@6.144MHz
16KB
+4KB?
DSP
Z80互換@3.072MHz
矩形波×3
ノイズ×1
ステレオ
VRAM ?KB
160×152
モノクロ階調8色
反射型STN液晶?
4096色中146色
反射型TFT液晶
上に同じ
ROMカートリッジ
最大容量4MB
CR2032(バックアップ)
30h@単四×2
130g(乾燥)
40
h@単三×2
145g(乾燥)

40h@単三×2
125g(乾燥)
SNK
1998.10.28
¥7,800

1999.03.19
¥8,900

1999.10.21
¥6,800
最初は面倒臭いのでカットしようと思ったのですが調べてみると予想以上にデータが出てきたので掲載しました。
ネオジオポケットのモノクロ版(一番上)の液晶はデータが出てこなかったので推測で書いています。
VRAMの容量はわかりませんでした。+4KBはCPUに内蔵されていると言う情報ですが真偽の程は不明です。

3、参考文献

Wikipedia各項目
各メーカ公式サイト
おきらくGame Web

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