21号機 - ASRock J5040-ITX @ Morex ST-2667


初期: VIA EPIA EN12000EG
2期: ASUS J1900I-C
3期: GIGABYTE GA-J1800-D2H
4期: ASRock J5040-ITX

21号機(1期型)
(初期構成の写真はありません)
スペック

建造時 現在
チップセット EPIA EN12000EG
VIA CN700+VIA VT8237R
CPU/Clock VIA C7@Isaiah
1,200MHz(Single Core)
メモリ DDR2-533 1GB
HDD IBM 80GB Intel SSD 310 160GB
ビデオ Onboard(Intel GMA)
システム Windows XP Ubuntu Server 14.04 LTS
その他 -
消費電力 未計測

21号機(2期型)

ケースはMOREX Cubid 2699です。
13号機と似ていますが、このケースは左側の上面はFDD用です。
そのため、3.5インチベイに2.5" SSDを2台積んでいます。
(2019.02.02撮影)
スペック
建造時 現在
チップセット ASUS J1900I-C
(Celeron J1900 System on Chip)
CPU/Clock Celeron J1900 @ BayTrail-D
2,000MHz x 4 Cores / 4 Threads
Turboboost 2,420MHz
メモリ DDR3 8GB
DDR3L-1333MHz 4GBx2/2 Slots
ストレージ Transcend 60GB
ADATA 240GB
ビデオ Onboard(Intel HD Graphics)
システム Ubuntu Server LTS 14.04 Ubuntu Server LTS 20.04
その他 -
電源 Morex ST-2667 付属電源基板(60W?)
ケース付属ACアダプタ 55W
Morex ST-2667 付属電源基板(60W?)
Go Forward Enterprise Corp. 12V/5A(ACアダプタ)
消費電力(Idle / MAX) 17.3W / 未計測

21号機(3期型)

ファンは2期目の途中からSanAce60(Owltech SF6-S1)を搭載しています。
(2019.02.02撮影)
スペック

建造時 現在
チップセット ARock J5040-ITX
(J5040 System on Chip)
CPU/Clock Intel Pentium Silver J5040@Gemimi Lake Refresh
2,000MHz x 4 Cores / 4 Threads
Turboboost 3,200MHz
メモリ DDR4 SO-DIMM 16GB
DDR4-2666 8GB x2/2 Slots
ストレージ Transcend S370 60GB
ADATA SP610 256GB
ビデオ Onboard
(Intel UHD Graphics 600)
システム Ubuntu Server LTS 20.02
その他
電源 picoPSU-120-WI-25(12-25V/120W)
Meanwell GST90A19-P1M(ACアダプタ、19V/90W)
消費電力(Idle / MAX) 11.3W / 未計測

●初期型の紹介&概要

 21号機は中古で導入したマシンです。小型のファンレスDCケースを探していたところ偶然VIAのMB付きでこのケースを見つけたため購入しました。

 購入してからは2.5inch HDDに換装して運用していましたがブートしなくなったため23号機のSSDを換装した際に余ったSSDを付けました。

 VIA C7にビルトインされたハードウエアAESエンジンであるPadlockを活かして実家と私の自宅間のIP-VPNルータとUSBRHによる実家環境取得に使用しています。

 筐体の発売が2002年と古く動作環境もファンレスで問題ないところにファンをつけてるぐらい環境が悪いため、今後電源ユニットの寿命が不安です。

 我が家のインターネットサーバとしては初めてのUbuntu機となります。

 更改したいところですが電源が55Wと性能が低く、後継のMBがなかなか決まらないのが現状です。

●2期型の紹介&概要

 初期型はVIA C7と非力ながらも、持ち前のPadLock ACE EngineでVPNルータの役目を果たしていました。PadLock ACE EngineはAES用のハードウエア暗号化/復号化エンジンで、そのパフォーマンスは強烈でした。後継機のAES-NI搭載のCeleron機ですらopensslのベンチマークではC7に負けており、非力なスペックにも関わらずGbEであることとこの能力だけで21号期は更改を免れていました。

 しかしそのC7もファンレスでは過酷な周辺環境(〜45度)には耐えられなかったのか、外観検査をした際ついにマザーボード上コンデンサの妊娠が発覚しました(※1)。そこで、13号機の3期目に倣ってBayTrail-Dで更改を行ったのがこの2期目です。
※1: コンデンサを交換すれば使えるとは思いますがこのマザーボードは64bit OSが入らないのとUSBブートしないためマザーボードごと交換しました。

 J1900I-Cを選択したのは電力の都合でした。21号機はACアダプタの都合上電力が55Wしか取れないため、省電力型しか選択肢がありませんでした。

 また、SSDもブートディスクとデータディスクの2台体制に改めてシステム故障時の復旧の早さを優先した構成になっています。

 それなりに優秀なマシンですが、暗号化エンジンを搭載していないことが後からわかったため、VPNルータの役目は28号機で行うことになりました。

 電源が2000年代初頭の古い型のため電源基板の故障が最も心配です。
 13号機同様PicoPSUへの置き換えを検討していますが、PicoPSUがケースと干渉する位置にMBの電源コネクタがあるため次までお預けです。

 そんな心配を他所に、電源のDC/DCコンバータ基板側は2期構成の最後まで動き続けましたが、ACアダプタ(ケースの付属品)の方は2019年末に壊れました。

●3期型の紹介&概要

 21号機の2期構成は安定はしていましたが、2002年製(※2)と思われる電源を一度も更改することなく2021年まで使っていました。21号機は2010年に中古で買ったのでそれ以前の使用歴は不明ですが(※2)、それでも10夏近くも実家のクソ暑い環境を耐えてきました。 ※2: このケースと思われる販売記事を見る限り2002年06月発売です。
※2: そもそも55Wしかないので大したことやってないと思います。

 この迫る寿命対策としてPicoPSUを導入したかったのですが、2期構成のJ1900I-Cのマザーボードをこのケースで使うとPicoPSUがケースと干渉してしまい使えない状況でした。

 さすがに19年も同じ電源使ってるのはそろそろヤバいと感じでした(※3)。またマザーボードも前回の更改から6年経ってて丁度更改の潮時だと思ったので、13号機4期構成の更改と併せて更改・構築したのが21号機3期構成です。
※3: 私は電源は10年超える前に予防保全で交換していますが、入手日基準(2010〜2021年)でもすでに11年経過しています。

 マザーボードとメモリと電源は13号機5期と全く同じ構成のものを使用しています。13号機5期構成同様にJ5040-ITXを搭載して、メモリも16GBに強化しました。
まぁ、J1900でも性能持て余してた21号機には正直宝の持ち腐れですが。

 SSDについては13号機5期と異なり、21号機2期構成をそのまま引き継いでいます。引き継いだはいいのですが、どれもふざけた仕様なのが悩ましいです。
 SSD2台のうち、Transcend SSD 370の方は電源を切るとSMART稼働時間が0にリセットされるふざけた仕様です。
 ADATA SP610の方も、こちらもこちらでTBWが開示されてないふざけた仕様です。ただ、書込量はSMARTで一応わかるので、30〜40TBぐらい書いたらポイポイしようかなって思ってます(※4)。
※4: 2014年頃のSSDのTBWの最低ラインはネット記事見る限り大体このあたりです(ハズレでも30TBぐらいはある)。ポイポイ=投げ捨てること。

 この21号機3期構成は更改時点ではUbuntu Server LTS 20.04ですが、中身は初期構成の14.04から脈々とVersion Upをしてきたので未だにntpはchronydではありませんし、NW設定もnetplanを使ってなかったりします。流石にFWだけヤバいので頑張ってnftablesですが。

 電源は満を持してPicoPSUになりました。電源構成は13号機や33号機と全く同じで、picoPSU-120-WI-25とMeanwell GST90A19-P1M(ACアダプタ)の組み合わせです。


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