33号機 - SUS J4125-ITX @ Morex Cubid 2799


初期: ASUS J4005I-C
2期: ASUS J4125-ITX

33号機
33号機全景
2020.06.07撮影
スペック

建造時 現在
チップセット ASUS J4005I-C
System On Chip
CPU/Clock Intel J4005(Gemini Lake)
2,000MHz x 2 Cores / 2 Threads
Turboboost 2,700MHz
メモリ DDR4 16GB
DDR4-2666 8GBx2/2 Slots
ストレージ ADATA SX900 60GB
Transcend SSD370 512GB
Samsung SSD860 EVO 250GB
Transcend SSD370 512GB
ビデオ Onboard
(Intel UHD Graphics 600)
システム FreeBSD 12.0 FreeBSD 13.1
その他 -
消費電力(Idle/MAX) 16W/不明
33号機2機構成
33号機2機構成全景
2024.01.24撮影
スペック

建造時 現在
チップセット ASRock J4125-ITX
System on Chip@Intel J4125
CPU/Clock Celeron J4125@Gemimi Lake Refresh
2,000MHz x 4 Cores / 4 Threads
Turbo boost 2,700MHz
ストレージ Samsung EVO 870 500GB(SATA SSD)
Samsung 860 EVO 250GB(SATA SSD)
ビデオ Onboard
(Intel UHD Graphics 600)
システム FreeBSD 14.0-RELEASE FreeBSD 14.1-RELEASE
その他 -
消費電力(Idle/MAX) 13W/不明

●概要と紹介

 33号機は2020年に導入したマシンで、2017年に導入した(26号機の血を引く)30号機の後継機です。メールのバックアップ用IMAPサーバとして新造しました。Braswellを搭載していた28号機(2→3期構成)同様、Baytrail/Braswellシリーズに内在する再起動/シャットダウンが失敗する問題の対策としてリプレースしたものです。

 13号機や21号機の上に積んで運用したかったため、13号機や21号機のケースの後継であるMorex Cubid 2799を海外から取り寄せて新造しました。ケースのフロントマスクは13号機と全く同じですが、中身は若干異なっています。
13号機と異なる点としては、背面に1スロット超のビデオカードを搭載できるようになってます。具体的には13号機はPCI x1スロット+40mmファンx2ですが、このケースはPCI x2となってます。

 電源付属のケースで、12VのACアダプタ電源と12VからATX電源を作り出す基盤が付属するケースです。しかし予備パーツなどを他のマシンと共通化したかったので、元の電源は撤去して、13号機や21号機と同様にPicoPSUを使って19VのACアダプタで稼働させています。

 ケースには最初から60mmx10mmの冷却ファンがついています。元のファンはスリーブベアリングで信頼性が頼りない上に喧しいため、もうちょっとマシなAinexのDuroベアリングのものに交換しました(まぁDuroベアリングもオイルが多いだけのスリーブベアリングですが)。これに加えて、背面にファンを増設して冷却を強化しています。背面ファンはステーをPCBで自作してリアにファンを2基増設しています。

●初期構成

 要約すると、33号機用として新たに購入したJ4005I-Cのマザーボードに、31号機で用済みとなった8GBのメモリをくっつけて、先代の30号機から外したSSD 2台を何も考えずに搭載した構成です。よく言えばキメラですし、悪く言えば、MBを除いて主要なパーツは寄せ集めです。

 マザーボードはASUS J4005I-Cです。構築時点では13号機と28号機でASRock J4105-ITXが使われていたので、これと被らないように散らせた形です。
このマザーボードは悪く言うとJ4105-ITXの劣化版です。SoCの性能が低く、消費電力が大きく、ATX12pinが必要で、SATA数も少なく、PCIeも無いと、評価の分かれる下記のメモリを除けばどこを切っても廉価版というより劣化版というのが実情にあってるマザーボードです。

 メモリはSO-DIMMではなく通常サイズのDDR4です。33号機のメモリは元は31号機に付いて居たものです。19号機4期を16GB→32GB化して、余った16GBを31号機に付けて8GB→16GBとした際に、余剰となったこの8GBメモリを付けました。
安く組めましたが、こいつのせいで消費電力上がっていると思うので微妙ですね。上がってることを示す根拠ありませんが。

 SSDは初期化して再構築するが面倒だったので、30号機で使ってたSSDそのまま引き継いで使ってます。このSSD、元は26号機(先先代)を組む時に買ったもので、いつ間にかキー(SATAコネクタの逆接続防止機構)が折れて無くなってるのが若干ショックでした。
でも、気になったので、後日結局もっといいSSDに入れ替えて全部入れ直しました。

 電源は、PicoPSU 120-WI-25(90W)を19Vで使用しています。ACアダプタは導入当初は秋月(GO FORWARD製)19V/3.4A でしたが、後日部屋が50℃付近まで上がることがわかったため、Meanwell GST90A19-P1Mに入れ替えました。この電源は信頼性が高い代わりに1台で秋月GF65I-US1934を2台買ってもお釣りが来るぐらい値段も高いです。

電源の構成は13号機の4期構成以降や、21号機の3期構成と全く同じです。消費電力は16Wと似たような構成の13号機や21号機と比べるとです。メモリのせいですかね。

●初期構成後日談

 この33号機で30号機をリプレースしたため、この押し出された30号機で29号機を2ヶ月後に置き換えました。しかし、早期にリプレースしたつもりだった30号機はすでに寿命間近だったようで、この30号機は29号機を置換後1ヶ月持たず壊れてしまいました。
こうして、不本意にも34号機建造が始まることになりました。34号機に続く。

●2期構成

 Gemini Lake Refreshにするために、マザーボードを交換しました。

 先代のASUS J4005I-Cは一応メーカを分散させたつもりですが、このマザーボードは同世代のマザボであるJ4105-ITXと比較すると、コア数とクロック周波数が劣る割に消費電力が2割ほど多いというのが悩みの種でした。また、周りのマシンは16号機以外はGemini Lake Refreshへの置き換えが進んでいたので、だんだん無印Gemini Lakeが邪魔になってきました。

 そんなこともあり、Gemini Lake Refresh化するためにマザーボードを置き換えて2機構成となりました。マ

 メモリは流用できないので新たに購入しました。。

 SSDはプライマリ側は流用したのですが、セカンダリ側はS.M.A.R.Tの総稼動時間が電源OFFの度にリセットされるふざけたドライブ(Transcend SSD370(≠SSD370S))だったのでSamsung 870 EVOにリプレースしました。。

 電源とファンは初期構成から続投にしました。またOSはSSDをそのまま持ってきたためFreeBSD14.0のままです。