Macintosh PowerBook 520c

Macintosh Power Book 520c
入手時・現在
CPU/Clock MC68LC040/25MHz
メモリ/HDD 12MB/IBM 160MB
VRAM 256KB
モニタ 内蔵・640*480@256色
システム 漢字Talk7.5→MacOS 7.6

●紹介&概要

PowerBook160は前代のを壊してから、ノート型のマシンが欲しいと思っていました。前代のPowerBook160もハードディスクを入れ替えて、ロジックボードを入れ替えれば(プリンタポートが死亡しているので)使えたかもしれません。しかしディスプレイに縞模様が入り、レストアしようとすると十万円ぐらいかかりそうなのでレストアはあきらめ(実はする気もありませんでしたが。)新規に買うことにしました。

このPowerBook520は、秋葉原のSofmap9号店オールドマックトレジャー館というところで購入しました。近くのPineappleという店にもPBはあったのですが、アダプタが無いのでやめました。
→現在、Pineappleは閉店し、Sofmap9号店は中古Windows館になりました。

●遅いCPU、遅いHD、遅い液晶

 一応「現役のノート」として導入したこのマシンですが、遅いCPU、FSTNの遅い液晶、遅いHDで導入当初から明らかにパワー不足でした。またバッテリーにSLEEP DRAINと言うバグを抱えていて、容量も1000mA以下と悩みの種満載のマシンで1回2回持ち出しただけですぐに一線を引退してしまいました。
 

●再び現役時代到来

引退後、しばらく倉に入っていましたが、2001年10月にFlet's ADSLが入るとメールサーバとして再び一線に返り咲きました。当時、「ファンレスで長時間動かせるマシン」はこれしかありませんでした。その後、約12,000時間をメールサーバとして第二の人生を送りました。

メールサーバはMac OS 7.6と、Eudora Internet Mail Server(EIMS)で運用していました。当時は静穏性等に拘っていたので、普段はHDを止めておきアクセスが来て必要な時に動かすと言う使い方をしていました。

●そして再び引退へ

最初は別に問題なく動かせていたのですが、稼動して行くうちにWindowsのNetscapeと相性が悪い、また外部からの接続に対するレスポンスが悪い等色々と問題が積み重なって行き、私がMacから呼んでも、応答しない事がしばしばありました。pingを打っても反応が非常に悪く「大丈夫かコイツ?」と言いたくなる程でした。

そしてそんな状態にだんだん嫌気が差してきて、
「UNIXなんて全部似たようなもん、Linuxの知識があればBSDの一つや二つぐらいなんとかなる。人間やってやれないことはない、俺に不可能は無い。」
とLC475にNetBSDを入れて稼動させると、このマシンででEIMS動かすよりも遥かに安定していて速いので、このPBはもういいやと言う事になり引退してしまいした。

●今後は?

稼働率は最悪でしたが最高で3081時間連続稼動し続けた(*1)と言う記録を残しました。現在はラックの上で眠っております。が、たぶんもう現役にはならないでしょう。まだバッテリーは生きているので、アダプタを接続して放置しています。 

注1:2004年8月にLC475の5736時間に抜かれました。

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