16号機 - ASRock J4105-ITX @ NEC Express 5800/S70 Type SD


初期: NEC Express 5800/S70 Type SD純正マザーボード(MSI MS-7410相当)
2期: GIGABYTE GA-H97N-WiFi
3期: ASRock J4105-ITX

16号機

現役時代の16号機。(2017.12.09撮影)


改造を免れ、引退後の16号機
異音が出たので、2017年ぐらいにファンや電源を予防交換してます。
(2019.02.12撮影)
スペック
建造時 現在
チップセット Microstar Internationl(MSI)+NECカスタム
MS-7410(G33 + ICH9R)相当品
CPU/Clock Intel Celeron 440 @ Conroe-L
2,000MHz x Single Core
Pentium Dual Core E2160@Conroe
1,800MHz x Dual Cores
メモリ DDR2-800 1GB DDR2-800 4GB
RamBo DDR2-800 2GB x2/4 Slots
HDD Seagate 80GB
計1台
SSD 60GB
WD 2TB x3
HGST 2TB
計5台
ビデオ Onboard
Intel GMA 3100
システム Windows XP Pro SP3 Windows7
その他
電源 AcBel 220G(250W)/ケース付属品 玄人志向 KRPW-PB400W/85+(400W)
消費電力(Idle/MAX) 70W / 230W

16号機2期構成
2期構成の写真はありません。
スペック

建造時 最終形態
チップセット GIGABYTE
GA-H97N-WIFI
Intel H97 Chipset + Atheros GbE
CPU/Clock Celeron G1840@Haswell Refresh
2,800MHz x Dual Cores
メモリ DDR3-1333 4GB
ストレージ ADATA SATA 60GB
Western Digital SSD Blue SATA 250G
ビデオ Onboard
システム Ubuntu Server LTS 18.04.2 Ubuntu Server LTS 20.04
その他
電源 玄人志向 KRPW-PB400W/85+(400W) FSP HGS-750M(750W)
消費電力(Idle) 28W

16号機3期構成
16号機3期構成
CMOSバッテリーを外してるのはメンテナンス中のためです。
左側の92mmファンはGELIDを使用しています。
本体にリセットスイッチが無いのにF_PANELが全結線されているのは減光基板に繋いでいるためです。
(2021.12.24撮影)
スペック

建造時 現在
チップセット ASRock J4105-ITX
System On Chip
CPU/Clock Intel Celeron J4105@Gemimi Lake
1,500MHz x 4 Cores / 4 Threads
Turboboost 2,500MHz
メモリ DDR4 8GB
DDR4-2133 SO-DIMM 4GB x2/2 Slots
ストレージ ADATA 60GB
WD Blue 250G
ビデオ Onboard
Intel UHD Graphics 600
システム Ubuntu Server LTS 20.04
その他 tp-link RTK8186 Gigabit Ethernet(PCI Express)
電源 FSP HGS-750M(750W)
消費電力(Idle) 18.5W

●紹介&概要

 Central Servers計画(=ローカルサーバ仮想化計画)で導入したサーバです。NTT-X StoreのX-DAYの先着150名争奪戦に勝って入手した所謂「安鯖」です。無事買えたのはいいのですが、冷却周りが不安だったたのと、Express 5800/110Geの肉厚ボディと強力な排気ファンを気に入ってしまったため、このマシンは9号機の後継として普通のPCに転用しました。

 実家に帰省した時にしか使わないためメモリだけ増設してDual Channelにしてあります。PCとして使う分には特にスペックに不満を感じないマシンです。
 元々G4が置いてあった所に設置してあり、このご時世にディスプレイはApple Studio Display 17〔CRT〕を使っています。

 クライアントとしての仕事は19号機に譲り、(実家用録画/DLNA)サーバとして稼働中です。

 16号機は2007年新造の12号機のスペックにすら勝てるか怪しい性能でありながら(※)、9年の長きにわたり安定して動作し、録画用サーバとして稼働していました。
※怪しい性能: UserbenchmarkによればPentium DC E2160改造後でも負けています。安さを正義とするなら、勝っているのは安さだけです。他のベンチマークサイトでも大体同じです。

 Windows10化に向けた更改のためにマザーボードを買ってきたところまでは良かったのですが、MBのSATAコネクタとHDDの尻が干渉してしまったため、31号機を後釜に引退させることにしました。
※16号機は更改にあたってケースぐらいしか流用予定が無かったため、新たにケースを買って新造した方が安かったためです。

 現役期間のほとんどを、環境の悪い実家で運用されていましたが、故障や異常知らずで動き続けました。安鯖と言えどもサーバマシンには違いないとのを証明したと思います。

 16号機は改造時期が遅く、改造時(2011/05)には既にDDR3で2台も新改造した後だったため、今更DDR2が必要となるような増設モチベーションはありませんでした。また、Windows7が32bitだったこともあって私のマシン群にしては珍しくメモリスロットが2本分空けたまま放置しています。

 光学ドライブは1〜2回しか使った記憶がないため31号機に引き継がず、そのまま16号機に置き去りにしました。2期目までは電源やSATASATAケーブルが接続されていましたが、3期目からは接続すらされていません。

 このケースにGA-H270M-D3Hを入れると、下側の3.5インチベイでドライブの尻ととSATAポートが干渉します。GA-H270-D3HでなくてもSATAのコネクタが垂直に立っていない(寝てる)マザーボードはSATAコネクタがする可能性が高いです。

●2期目構成

 実家用のSyslogサーバとして現役復帰を果たしたのがこの16号機2期構成です。
 構成は、平たくいうと初期構成の筐体+電源+起動用SSDに、19号機3期構成のマザーボード+CPU一式を持ってきて、SSDを1台買い足しただけです。

 Syslogサーバ自体は前から使っていたのですが、Windowsマシンで片手間的で動かしており、障害やら更改やらでいつの間にかSyslog転送先が消えていたり、すべてのホストのログが同じファイルに書き込まれたりと、結構杜撰な運用をしていました。
 Raspberry PiやOpenWrtを導入してログ転送をしたり、Firewallの監視をしたりとログの監視が重要になってきたことから、まともなSyslogサーバを構築することにしました。

 Syslogサーバは高トラヒック環境でなければ高性能も高機能も必要ないマシンなので、余っている筐体と余ってるパーツで組み上げたのがこのマシンです。

 SSDだけは余剰品がないので購入しました。CPUファンも長期にわたる運用で劣化を気にして交換しています。
 また、MiniITXを搭載するとフロントパネルのピンがオリジナル(Micro ATXマザーボード)より遠くなります。ケーブル長が不足するため、フロントパネルの青LEDが気に入らないのと、3mm 白色/赤色LED (自作)とAinexのリセットスイッチを買ってきて交換しています。

 電源からまた異音が聞こえたため、2期目の最後の方でFSPの電源に入れ替えました。構成の割に大きな電源を搭載しています。これはATX電源は全部750W以上で統一してるためです。

●3期目構成

 2期構成のマザーボードはHaswell対応のもので、(2014年更改の)19号機3期構成から転用して作ったものです。
 Haswell自体は2014年当時は省電力ともてはやされましたが、このマシンを更改した2021年のマシンとしては最早大食いの部類となってしました。
 Syslogサーバに30Wは電気食い過ぎということで、13号機4期から5期に更改した際に余ったASRock J4105-ITXでマザーボードをリプレースしたのが3期構成となります。

 マザーボード一式(マザーボード、メモリ)以外はすべて2期構成の使いまわしです。
 ただ、2期構成のGIGABYTE GA-H97N-WiFiはDual NICでしたが、ASRock J4105-ITXはSingle NICなのでPCI Expressにtp-link(Realteck RTL8168)のNICを増設しています。

 Express 5800/S70 Type SD純正の光学ドライブ(DVD-ROM)は2期でも本構成でも搭載自体はされていますが、全く使わないので電源もSATAも繋いでいません。

 Syslogサーバなのは2期構成と変わらずです。1台目のADATAのSSDが起動用で、2台目のWestern Digital Blue SSDがログ保存の専用領域です。