Coasterを使い倒そう

Coasterを使い倒そう.1


0、はじめに

 ここではMacのアナログ音声入力端子からファイルに音を録音する方法をCoasterと言うソフトを使って詳しく説明して行こうと思います。
 まあ別に録音するものは何でも構わないのですが、それじゃあ目標と言うものが無いですし、だからなんだと言うことにもなりかねませんので、ここは24時間垂れ流し状態にになっている有線放送を風呂を入っている時間等を利用してCD並の音質で自動録音すると言うのをテーマに目標にして行きたいと思います。
 まあ基本さえ覚えてしまえばカセットだろうとラジオだろうとレコードだろうと同じです。

1、必要なもの

 まずは必要なものです。

・できるだけ高性能なPowerMacintosh
 これは言う間でも無いですね。別にPowerMacで無くとも68Kでも録音することは可能です。が、68K機種は一部の機種(AVMac等)を除いてサンプリングレートが44.1KHz(後述)での録音ができません。またMP3に変換したりCDに焼いたりすることを考えると68Kと言うのはあまり賢い選択ではありません。ぐずぐず言わずPPCのマシン(まあ全部が全部44.1KHzで録音出来るわけじゃありませんが・・・)を用意して下さい。

・Coaster
 今回のテーマの主人公です。このソフトが無いとお話が始まりません。フリーウエアです。ダウンロードは作者さんのページからどうぞ。(新規ウインドウで開きます。)バージョンはお使いのマシンに適したものを落として下さい。

・大容量HD
 CD並の音質は一秒当たり約172.2KBの容量が必要です。一気に大量の音楽を録音するつもりなら1GBや2GBなんてあっという間に無くなるので、自分が録音したい曲数や時間を考えてHDをあけるなり購入するなりして下さい・・・と書いたところで計算なんてだるくてやっていられないと思います。ですから目安を書いておきますので表をみて自分の必要なHDを考えて下さい。

録音する時間 30分 1時間 2時間 4時間 6時間 9時間 12時間
必要な空容量 310MB 620MB 1.21GB 2.43GB 3.65GB 5.45GB 7.27GB

【注】
表の数字はすべて概算ですので実際の計算値と若干異なります。また1MB=1024KBで計算しています。
AIFFファイル1コあたりの最大容量は2GBと決まっているので、CD並の音質で録音した場合
ファイル一つ当たりは約3時間20分までです。
音質を落とすと1ファイル当たりに記録できる時間が伸び、また時間当たりに必要な容量が半減します。

 えっ、「どうやってもHDが足りません」ですか?ならばとっとと秋葉原に行ってドライブを買って増設して下さい。今どき10GBや20GBぽっちのHDなんか使い物になりません。今使っているものを無理矢理空けても構いませんが、HDなんてあればあるだけ消費します。この際ですから是非とも最低でも120GBクラス以上の大容量ドライブをつけましょう。

・ピンケーブルと再生機器
 録音したい音源ですね。Mac側の端子は3.5mmのステレオミニジャックと決まっています(最新の機種はサウンド入力ポートが無いらしいですが・・・)から、必要なケーブルは再生機器側によって決まってきます。
 まあ、しかしS端子ケーブルやD-SUB25等と言った奇抜な端子で音を出力する機器は見たことが無いので、用意しなければならないケーブルの端はモノラルミニプラグかステレオミニプラグかピンプラグと相場が決まっています。
 ケーブルの長さは「Macから機器まで必要な長さ」になりますが、ノイズの混入等を考えると短い方が良いと思います。あとは抵抗は不要です。入れても構いませんが恐らく接続して再生しても音が微かにしか出ないと思います。

 えっ!?「再生機器にそもそも出力端子がついていない」ですか?。そ、それは大変ですね・・・。そう言う方は出力端子がついている機器を買うか(もしくは借りるか)、もしくはスピーカに市販のマイクを張り付けて録音して下さい。

では次は基本的な使い方にいきましょう。

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