G4のファンを交換する!(ファン交換編)
●必要なもの
さて、早速電源をバラして掃除をします。
その前にお約束。※Caution(警告)※
電源の改造・修理は危険が伴います。
必ず安全対策をした上で自己責任で行ってください。
もしなんらかの事故が起きたとしても当方は一切関知しません。
もし自信が無い場合は中を開けたりせず、そのまま電源ごと交換してください。まぁ電源ごと換えようと思って失敗したわけですが。
必要なもの
★ペンチ(or ワイヤストリッパ or ハサミ or ニッパ)
★はんだごて
★ビニールテープか熱収縮チューブ
★交換用のファン
★テスター
★掃除機とブロア交換用のファンは12Vの8cmファンを用意します。あんまり速くないほうが良いと思います。
●お掃除
まず掃除をします。まず基盤を外すためにネジを取ります。ネジは二つあり、一つは見えますが、もう一つは(fig1)の部分にあります。
基盤を外したら、電源ケーブルとケースを結んでいるタイを切り外します。(fig2)
(fig1) (fig2) ↑ここのネジをお忘れなく ↑基盤を外すには矢印の付いている方を切ります。
もう一つは切らなくても構いません、しかし、何というか、汚いですね。これぐらいになると掃除機だけでは難しいので、ブロアと掃除機を併用で掃除します。
そして(fig3)が掃除後です。大分と言うか見違えるように奇麗になりました。
(fig3) ↑分かりにくいですが大分奇麗になりました。●ファンの交換
さて、壊れたファンを交換します。どう修理してもいいのですが、あまり基盤に半田ごてを入れたくないので、
『もとあったファンのコネクタだけ流用して、そこに新しいファンをつける。』
と言う方針で行きました。
ファンはいかにもそれくさいネジを3本外せば取れます。
(fig4) (fig5) ↑普通のPC用ファンは支柱のある方から吹き出します。
このファンの場合手前に吹き出します。 ↑死んだファン
ちなみにプロペラの羽って基本は奇数枚みたいです。これ(fig4)が今回犠牲になるファンです。搭載して動かないと困るので、すでに動いている自作2号機からとってきました。
秋葉の怪しさ全開のジャンクショップ、CompuAceで新品298円で買ってきました(もっと安かったかも)。静音と銘打ってますが「デルタやSANYOよりは静かなんじゃない?」ってレベルです。12V、0.15Aでした。(元のは12V、0.24A)電流はこっちの方が少ないですが、こちら方が速く回ります。まぁ電源という正負極しかないところに繋ぐので、こんなもんで充分です。クロックアッパーじゃありませんし、冷却システムごときに1000円とか2000円も出すもんじゃありません。冷えればいいんです。
改造手順は簡単です。写真は残っていませんが、もともと付いていたファンと(fig4)のファンの黒と赤のケーブルを切断します。
切断したらそれぞれの被覆をワイヤストリッパやハサミやペンチで剥いて、もともと付いていたファンのコネクタ側と、新しいファンを繋ぎます。この手のファンは逆に繋いでも逆回転はしないので、ちゃんと色通りに接続します。
接続したら半田で結合点を固めて熱収縮チューブなどで絶縁します。
(fig6) ↑繋ぐ前にもともとあったチューブをお忘れなく。これが完成した外観です。
あっそうそう、超初心者や中学生の方がやるみたいですが(と言うか自分がやってましたが)、セロハンテープは絶縁用のテープではありません。セロハンテープで絶縁しないようにしてください。●元に戻す
ここまで終わったら、ショートしていないかをテスターで確かめて、電源基盤から外したネジを元通りにしてから電源のフタを閉じます。(fig7)
電源のフタは溝同士がはまり合います。どっちでもいいわけではありませんのでご注意を。(fig8)
(fig7) (fig8)(fig7)
青同士は抵抗がほぼ無限大でなければ無ければいけません。抵抗ゼロの場合ショートしている可能性があります。
水色同士は抵抗が多少無ければいけません。抵抗0や導通なしの場合ショートもしくは断線している可能性があります。
その場合、そのまま動かすと本体の損傷・発煙や火災、爆発などの被害を被る可能性があります。
ここでの可能性とは、「システムフォルダを削除するとMacが起動しなくなる可能性があります。」や「ガソリンが無くなると自動車は走らなくなる可能性があります。」の可能性とほぼ同義です。(fig8)
この切り込みに合わせます。●片づける
ここまで終わったらMacに繋いで動作チェックをします。
動いたら、今までバラしたパーツを元通りにします。
交換してもファンが回転しない・Macが起動しない場合、1、正しくケーブルが繋がっていない。
2、電力不足。
3、交換したファンも壊れている
4、回路が死んでいる。
5、基盤側の半田がとれている。
6、ショート・断線している電源が壊れた。等の可能性があります。
正直、どれかの症状が出たら、さっさと諦めて中編を参考にして電源買ってきたほうがいいと思います。ちなみに片づけるとき、3.5inchベイになんか入れている場合、元の電源の配線は(fig9)の青のようになっていますが、赤のように配線したほうが取り付けが楽です。
(fig9)
青が原形で、赤が楽なほうです。私の場合、ファンを交換したことでよりマシンが冷えるようになりました。
(完)
←中編(電源選択編)に戻る
Top|Home