24号機 - Shuttle XS35V3L


24号機(ベアボーン機)
(写真なし)
公式サイトをご覧下さい…。
スペック
建造時 現在
チップセット Shuttle XS35V3L
Intel NM10
CPU/Clock Atom D2550
1860MHz x 2 Cores
メモリ DDR3 1333 4GB x 2
※1066 MHzで動作
ストレージ Intel SSD 335 60GB
CFD SSD HG5d 240GB
Samsung EVO 860 SSD 500GB
Seagate Brracuda 120 SSD 250GB
ビデオ Onboard
(Intel GMA 3650)
システム CentOS 6.7(x86_64) Ubuntu Server LTS 20.04
その他 -
消費電力(Idle/MAX) 14W / 未計測

●紹介&概要

 24号機は14号機(Web)サーバの後継機となるべく購入したマシンです。SSD搭載・完全ファンレスサーバの先駆けとなったマシンです。

 先代の14号機は非常に安定しており、電源を予防交換した以外は故障も無く安定して動作していました。
 ただCPUがC7-Dと消費電力(発熱)が高い上、筐体がAopenの専用電源を使用するもので低効率(80%未満)で形状も特殊なのが悩みの種でした。

 似たような問題を建造時期や構成が近い15号機でも抱えていたため、
「15号機の更改を一緒に同じ機器でやればいいんじゃね?」
ってことで、15号機の後継機(25号機)と可能なかぎりハードウエアを共通構成にすることで、保守部品(予備パーツ)の共通化による保管スペース圧縮を目指したサーバです。

 またrep2ブラウザを稼働していたサーバでもあったため、
「ストレージをSSDにすれば落下衝撃等で壊れないし、rep2の読み込み超速いんじゃね?」
と言うことで初の「SSDで稼働するサーバマシン」となりました。
(でもrep2は色々あって結局実装しませんでした。)

 SSDはサーバに不向きといわれてはいますが、このWebサーバは一般に非公開で自分専用の暇なサーバ(※)のためSSDで充分です。
※このサイトはレンタルサーバで運用しています。

 また寝室に設置する都合上、無音化が好ましいため完全ファンレスとしました。 

 購入は2013年ですが更改が遅れに遅れ、結局14号機の後継機として稼働を始めたのは2016年03月になってからでした。
 CentOS6系はEoSLが見えており、6→7のアップグレードは出来なくは無いものの難しいため既に引退が見えているマシンでもあります。

 運用中にCentOS6系列のEoSLになってしまったので気合いでUbuntu Server LTS 20.04に移行しました。またその際にSSDを入れ替えて、/homeディレクトリをバックアップできるよう25号機と同じようなSSSD構成にしました。

●引退・除籍

 後継の37号機の稼働開始を以て引退させました。その後、25号機が引退するまでは25号機の予備として保管していましたが、37号機に続き25号機の後継機の38号機が稼働開始すると、性能も低く残存寿命ゼロの当マシンの転用は困難なので24号機と共に除籍としました。10年間よく頑張ってくれました。

●歴史的意義

 初めてのゼロスピンドルマシンで、清掃による稼働停止時間ゼロを目指した実証実験用のマシンでもあります。実験は目論見通り成功し、運用期間中清掃による停止はありませんでした。後継の37号機系列はこの成果を基に建造したマシンです。