25号機(ベアボーン機) | ||
(写真なし) 公式サイトをご覧下さい…。 |
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スペック | ||
建造時 | 現在 | |
チップセット | Shuttle XS35V3L Intel NM10 |
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CPU/Clock | Atom D2550 1,860MHz x 2 Cores |
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メモリ | DDR3 1333 4GB x 2 ※1066 MHzで動作 |
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ストレージ | SSD 512GB(CFD) SSD 240GB(Intel) |
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ビデオ | Onboard (Intel GMA 3650) |
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システム | FreeBSD 10.3-RELEASE(amd64) | FreeBSD 13.1-RELEASE(amd64) |
その他 | ||
消費電力(Idle/MAX) | 14W / 未計測 |
15号機(メールサーバ)の後継機となるべく購入したマシンです。25号機同様にSSD搭載・完全ファンレスサーバの先駆けとなったマシンです。
先代の15号機も14号機同様、7年もの間非常に安定しており、電源を一度故障で交換したものの大きな問題無く動作していました。
ただ、15号機は(14号機のC7-Dに比べれば)CPUの発熱は少ないもののサービス妨害(DoS)攻撃が多い上に、ソースからコンパイルしているアプリケーションが多く色々と性能不足気味でした。
また、14号機同様に電力変換効率の低い電源を使っており、筐体もAopenの専用設計のため電源の選択余地がありませんでした。
似たような問題を建造時期や構成が近い14号機でも抱えていたため、
「14号機の更改を一緒に同じ機器でやればいいんじゃね?」
ってことで、14号機の後継機(24号機)と可能なかぎりハードウエアを共通構成にすることで、保守部品(予備)の共通化と保管スペースの圧縮を目指したサーバです。
15号機で採用されていた、「IDE経由のSDカード(最後はSATA経由のCFカード※)にバックアップを行う」というふざけた構成を改め、SSDを2台構成にしてデータの保存先が物理的に異なるSSDにデータをバックアップするように改めました。
※15号機のこのふざけた構成は17号機更改時に余ったCF/SATAでCFカードにバックアップするもうちょっとマシな構成に変更になりました。
また、メールサーバの構成もバックエンドをテキストベースからMySQLに切替え、Webサーバ経由でアカウントのコントロールが出来るようにしました。
14号機同様、更改が遅れたため2013年購入の2016年稼働開始になっています。
2013年当時はSSDがまだ高価だったため、ベアボーンの本体こそ16,800円ですが、SSDだけで8万円掛かってます。価格だけで比較するすると15号機の3倍以上の建造費で、メインデスクトップの18号機より高価なマシンです。
ちなみに20号機のSSD(60GB)は元々25号機用でした。計画当初は/(Root Directory) 60GB+/home 240GB構成でしたが「バックアップどうすんの?」ってことなり、60GBから512GBに変更しました。
後継の38号機の稼働開始を以て引退させました。24号機と同じく、性能も低く残存寿命ゼロの当マシンの転用は困難なので除籍としました。先代の15号機は一時期は一大勢力だったVIA系列機の最後の生き残りでしたが、25号機も同じくかつては一大勢力だったShuttle機の最後の生き残りの引退となりました。
初めてのゼロスピンドルマシンで、清掃による稼働停止時間ゼロを目指した実証実験用のマシンでもあります。実験はまぁまぁ成功で運用期間中清掃による停止はありませんでしたが、ファンレス機は寿命に影響しやすいというのを示した感もあります。後継の38号機はこの成果を生かし・・・と思ったのですが、SSDの発熱が想定以上なのであまり成果は活かせませんでした。